最近刊歌集

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 最終歌集『行路』完本収録 
 短歌研究文庫 島田修二歌集
 文庫版/248頁/1800円 (送料210円) ISBN4-88551-878-4
八月十五日を認識の軸に、
さらに遠くへ視野を広げ、
生きることの意味を問い続ける
島田修二の全容を集約する。
島田修二の作品世界を集約。

●初期歌篇『朝の階段』より、
 『花火の星』 『青夏』 『冬音』 『渚の日々』
 『東国黄昏』 『春秋帖』 までの、
 七歌集から一六〇〇余首を抜粋

●最終歌集『行路』を完本で収録。


 
解説・高野公彦  略年譜
  薫る風 前田茂子歌集 波濤双書 A5変型/248頁/2500円 ISBN4-88551-871-7
作歌生活とも重なる長い闘病の年月の中で、心耳をすまして四季の移ろいを聞き、常に心のうちに爽やかな風を感じていたいと歌集名を決めた著者の第一歌集。
実らざる努力と言はむ癒ゆるなき病ひを守りて来たる年月

薫風の吹き過ぐる花屋の店先に車椅子にきて娘と花を選る

熱き茶に気を引き締めてペンをとる思ひをひとつにまとめんとして
 高津原 たかつばる 大久保富士子歌集  朔日叢書  四六判/180頁/2500円 ISBN4-88551-872-5
「高津原」は21歳で離れた著者の生地の名。現在は太宰府に住み、草花など自然に目を向け、美しい大和言葉で歌を紡ぎ出す、『長閑原』につづく第二歌集。
咲いてゐる鉢より花のない鉢が大切な冬のわがゼラニウム

をんをんと波なしゆける鐘の音の枯野に消ゆるまでの尊さ

みどり深きわれの産土高津原も遠くなりたり父母の在さねば
 ゆびきたす    木下憲子歌集   水甕叢書 A5判/200頁/2800円  ISBN4-88551-878-4
何かしら心に不安を抱えながら、歌を愛し、歌によって生み出された創造世界の中に、流れている時間を捉えようとした『シュピール』につづく第二歌集。

外したる眼鏡の淡きブルーの影『山のパンセ』の挿絵となりぬ

未決、既決の箱に這う生あたたかき玉虫色の絹のネクタイ

天翔ける命のひとつとなりゆくは千年先のことにはあらず

 麹塵の宿    阪本三代子歌集   黒曜座叢書 A5判/184頁/2500円  ISBN4-88551-880-6
作歌30余年―
「雑念を濾過している自己発想の歌、叙景と抒情の合間に零されている詠嘆の歌など、或る種の懐かしい温もりを籠めた作品集。」
米満英男「解説」より

刻おきてかすかにセロリ匂いくる今日の掌は打擲知らぬ

起伏ある心あゆませ捲りたるアルバムに何時も直立の汝

己が身の重みに耐えず熟柿はや五体投地のさまにぞひしゃぐ
 風を待つ   笛木智恵美歌集   白橿叢書 四六判/224頁/2500円 ISBN4-88551-882-2
「知的で清新、そして何より現代的である。洞察力と柔軟なスタンスによる叙情性があり、端正な表現と諧調が、それを示してくれる。」
関田史郎「帯」より

木の末の影動かして地の中も静かな風の吹きいるごとし

揺れ続く回転木馬いつまでも縮まらぬ距離に背を見せながら

最後尾に開かれている窓の中遠く伸びゆくレールが光る
 万寿峠   粟津久子歌集  好日叢書 A5判/200頁/2625円 ISBN4-88551-885-7
「一巻はきびしい湖北の風土に根ざした実生活者としての叫びであり、30年近い作品の集大成である。そこには湖北の女の生き方や、生命が滲みこんでいる。」
小西久二郎「序」より
奥琵琶湖いろしずもれる水の面に点打つさまに鴨の群れ浮く

念願の万寿峠に登り来てただ声もなく岩にもたるる

子を持てる鮒をぶつ切り大鍋に木の芽を敷きてふつふつと煮ぬ
 砂の風韻  鑓田和子歌集   波濤双書  A5判/224頁/2800円  ISBN4-88551-884-9
「波濤」創刊と大西民子の死、阪神大震災等、前歌集より14年を顧みて、「詠うことによって耐えぬいて来た」と述懐する「波濤」選者の、集大成となる第三歌集。
浚渫船の太きショベルに月は照り河口いつしか上げ潮となる

勝ちたるも敗れし兵も世にあらず二百三高地飄飄と風吹くばかり

哭きに来し人の涙も吸ひたらむ掬へばすこし湿りもつ砂
 コルシカンブルー  林民子歌集 水甕叢書 A5判/216頁/2800円 ISBN4-88551-887-3
「眩しいような色彩豊かな空間を絵画的に切りとり、濃く熱い著者の情念を籠めた作品集である。素材に心情を托し生への思索が加わる。」
春日真木子「序」より

野に満つる菜の花無限陽に対きてほむらなすとき女はひとり

対岸に夜毎きらめき点る灯よわが負うクルス人は知らざり

碧く澄む海中に陸一つ浮き赤く炎えおり祷りのごとく
 幣こぶし    柴原恵美歌集   波濤双書 四六判/216頁/2500円  ISBN4-88551-874-1
「新しい言葉にも表現にも馴染めぬ87歳は、美しい日本の言葉を大切に、老に立ち向かう覚悟を決めたのである」と語る、「波濤」で後進を指導する著者の第五歌集。

穏やかな日和続きを行く旅の日本列島いづこも桜

ねもごろに球根を埋め種を蒔く来年の花に再た逢はむため

魁けて花ひらきゆく幣こぶし春はそこより動きはじめつ
 熄みがたく    木野咲枝歌集   泱の会叢書  A5判/208頁/2500円  ISBN4-88551-873-3
「たしかに見てたしかに表わす。この律義さが作者の持ち味だが、更には直感的な把握も加わって、ゆとりと自在さが感じられる。」
田中子之吉「跋」より

山深く入りたる宿の暮れ早し靄を吐きつつしまりゆく雪

糸結ぶ指ままならず古稀過ぎて淡くなりたる指紋に気づく

つぎの花火あがる間しばし硝煙の流れて更に闇はふかまる