最近刊歌集

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風の声 松田美幸歌集 A5判/184頁/2700円  ISBN4-88551-910-1
亡き夫と孫の声を風の中に聴くという著者が、鎮魂の思いと、新たな気持で未来へ向うために編んだ第一歌集。円熟した人生観が、若々しい感性で表現される。
序・足立敏彦
雪道を姿勢正して歩まむと防寒靴の底を張り替ふ

ホースより水を飛ばして家並の上に燃え立つ夕日を冷やす

亡き孫もわれらと一緒に遊ぶらむときどき嬉々と幻聴のして

  ひかり待ち 小久保美津子歌集 冬雷叢書 A5判/160頁/2625円 ISBN4-88551-911-X
「看護師という自己の職業を天職と思い、誇りに思っている。重い内容ながら、寧ろ温か味を感じさせる詠みぶりは特有のものであり、著者の人間性である。」

川又幸子「跋」より

自己評価自己申告書出し終へて休憩室に深々と坐す

点滴を抜きし患者に咎めなく残りて書きゐる事故報告書

北上の街より戻りわが庭に若き柳を一本植うる


笑う少女  増田三知世歌集  響叢書 四六判/176頁/2500円  ISBN4-88551-912-8
「何か不思議な世界に引きずり込まれそうな予感のする歌」(綾部光芳・跋より)と評された著者の世界が、笑いに包まれ、独自の感性によって表出される第一歌集。

この家が気に入ったのか月下美人ぐんぐん伸びてのびて倒れる

塹壕の中で若者そっと聞いた「何の為の戦争」「さあわからねえ」

ブロンズの〈笑う少女〉は体ごと笑いこけてる一緒に笑う

魔女の食卓  江副壬曳子歌集 ひのくに叢書・あすなろ叢書  四六判/208頁/2500円
ISBN4-88551-909-8
作者と作中の女性が渾然一体となり、普通の女性の内深くに眠る魔性を描いた物語が紡ぎ出される。短歌の芸術性とエンターテイメント性を追究した第二歌集。
帯・山埜井喜美枝
佐用姫のように男を追いかけて石になるのもよいではないか

紅萩のこぼるる山のけものみち行きて戻らずおみなごころは

タバスコをかけて炙りてたましいを味わう夜の魔女の食卓

 秋思  大野かね子歌集 中部短歌叢書  A四六判/184頁/2700円  ISBN4-88551-892-X
「過ぎ去ってゆく時間への思いを深める作者の実在が、孤独や憂愁を超えて歌いこめられる。」
(大塚寅彦・解説)

―リルケを深く敬慕する著者の『花遊行』に続く第四歌集。

仄暗き迷路のかたへ影の如く通り過ぎきもしかして思ひ出の人

百年前「リルケ」のパリの通り名を探して夜を過去をさまよふ

鳥影のビル窓一挙に逆おとし底ひ果てなき秋のおもひに