最近刊歌集

・全国書店からでもご購入できます。 (ご注文頂きましたら、直ぐに配本致します。)
・インターネットでの注文も承ります 。ご注文は へどうぞ       

*価格は税込価格                   
*案内に送料の記入がない書籍は、送料一冊290円です。

 マグマの歌 波汐國芳歌集   A5判/208頁/3200円  ISBN4-88551-980-2
マグマを利用する地熱発電の仕組みを知って20年余、心象に沼沢山のマグマを抱き込み、著者の人間性は、知的な創作意図と柔らかな詩性が、表裏をなす第九歌集。

この夕べ寒きまでにし人恋うをマグマよ移れその地底より

ダム災にかかわる職の深きよりマグマ抱き込みきたる我ぞや

順待ちて飛ぶ白鳥ら夕陽より阿武隈川を曳きいだすなり
 白葉集 第三 河出朋久歌集   槻の木叢書 A5判/264頁/1600円  ISBN4-88551-970-5(〒340)
亡き自らの父母、福島に住む妻の亡父、そして師。著者を巡る人々と、その由縁地を詠む六四三首。『白葉集』『白葉集 第二』に継走する第三集。
上毛野久路保の嶺ろゆ立ち昇り立ち昇りつつ天に散る雲

城ヶ島の春のゆふべの離磯はいやつぎつぎに波の矢を浴ぶ

もののふの武蔵総社の木洩れ日を舞へる胡蝶の行方しらずも
 黒蝶貝の海 平松茂男歌集   コスモス叢書  A5判/208頁/3000円  ISBN4-88551-974-8
「妻亡きのち、確かな生≠詠みたいとねがいつつ――遠い日の、若く雄々しかった戦友たちの無念の死も忘れることが出来ません。」と語る、
「コスモス」選者の第四歌集。
君が手記読めば思ほゆ密林に思想を語り若かりしかな

傍らに妻の居らざる不可思議にかく馴れゆくを己寂しむ

黒蝶貝棲むとききつつ思へるはわが戦友あまた沈みゐる海
 田んぼの風景 海野庄一歌集   茨城歌人叢書 A5判/176頁/2500円  ISBN4-88551-969-1
待望の第二歌集
「本歌集の350首は、その献詞「母トキノの霊に捧げる」が表わすように、母へのレクイエムの声に満ちあふれている。」

(桐原美代治「序」)


手伝いの遊び心地の農作業たじろぐことのしばしばなりき

顔の汗噴きたつままに噴かしめて母と真向かう炎天の畑

あくた焚く風の夕べを火にかざす手によみがえる農の過ぎこし

 夕映えの空 米田幸子歌集   四六判/216頁/2500円  ISBN4-88551-966-7
「言葉の向こうに、著者の生を見ることができる。慎ましく己を見つめて歌い、その奥に亡き夫米田利昭氏に寄せる思いが、生を支える。」
(大河原惇行「跋」)
又われはピアノ弾かんと思いつつ誰も弾かないピアノの前に

一人となり時に涙ぐむことのあり光澄む冬の欅さやけし

茂吉の歌教えてくれし夫なりき「紅き月よ」と言いたるわれに
 雲遊々 和泉ゆき歌集   礫叢書 四六判/208頁/2500円  ISBN4-88551-958-6
かつては諸国の史跡を巡礼のように巡り、現在は京都嵯峨野を城として、能楽に華道に茶道に、各地をまわるという生活から生れた第一歌集。
解説・由良琢郎
妄執を晴らし給へと哀しくも静かに舞ひて合掌をする

夕されば雨もまたよき待ちびとのあるごとく急きゆく渡月橋

B面に移らむとして増す速度テープに終末のごとき見てゐる