今月の新刊(著者名50音順)

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 こころの湖    忰田みよ子歌集   醍醐叢書  A5変型/192頁/2500円
 こころの中に蒼々と水を湛えた湖がある、と愛情深い両親に育まれた幼児からの記憶を常に裡に持ちつづける著者の、第一歌集。  跋・大貫ふみ子氏

 夕あかりの庭に散り敷く薔薇の花いくひら残し惜しみつつ掃く

 閉ぢし眼に夢紫の花の渦心の湖(うみ)に沁み透りゆく
 夕 川  国見朝子歌集      中部短歌叢書 新雪叢書  A5判/208頁/2500円
一見細やかで静かであるが、そこには思いを尽くす劇しさがある(春日井建氏帯)と評された著者が、穏やかな<夕川>に詩の紅をともす第二歌集。


 草の葉に今朝をやどれる雨のつゆ天与のこころきらきらしけれ
 
 雨の日を蝶は流れてゆきにけり万策つきてゆくものに見ゆ
 非日常の中で   原久子歌集        白路叢書  A5判/244頁/2000円

森本治吉、若浜汐子に直接指導を受けた著者が、日本、オリエント、ヨーロッパへの旅の歌を纏めた第三歌集。
  跋・上野喜美子氏

 
 朔太郎があまりに遠しと歌ひたるふらんすに行かむ五月尽日

 徐に高度下げゆく飛行機よ我が日常の近づきて来ぬ
 絵画と短歌の対話   星田郁代著    四六判/240頁/2800円

 本書は、画家や絵画を詠み込んだ現代短歌をピックアップし、なぜそれが詠まれなければならなかったかを、
 歌人の心理にまで分け入って、丁寧に読み解いてみせてくれる。短歌にも絵画にも愛情をもつこの著者なら
 ではの一巻である。    藤原龍一郎氏帯より

 ピカソ ゴッホ ゴーギャン モネ マティス ルオー シャガール  ダ・ヴィンチ 等
 取上げた画家43人、 作品137点、歌人59家
 星ひとつ   大谷麗子歌集      波濤叢書  A5判/232頁/2500円

 小学校教員の職を辞し亡夫の後を継いで山の寺の住職となった著者が、四囲の自然の声に耳を傾け、時々に揺れる心を詠んだ第一歌集。


 
 女一人護る法灯荷の重く掲示板の文字も筆太になる

 山々は未だに覚めぬに星ひとつ残して月は西に沈めり

 花の儀   竹村紀年子歌集    中部短歌叢書  A5変型/208頁/2500円

「氏の作品には、現代という雑跋な時代に対蹠する美意識と、不穏な状況に真向かう素志とがある。」(春日井建氏帯より)
『雲母坂』につづく第四歌集。


 
 花ぶさはしだれながらに密々と集るや遠目にあな靉靆と

 すすきの穂いまだをさなく茎ごもる俄かに秋の涼しさは来て
 水をひらく手    横山未来子歌集    四六判/248頁/2500円 
硬質な明るさと、祈りに似た高みを志向する透明度が、作品世界に、流れる水の生命感を添える。
『樹下のひとりの眠りのために』に続く第二歌集。

 今日を待ち張りつめてゐし胸ならむ魚跳ねて水のひかり割れたり

 逢ひしことの温度を永く保たむととざせり耳をまなこを喉を
 柿明り   塩山栄子歌集    水甕叢書  四六判/208頁/2500円
農家の跡取として生れ、農業を継いだ著者が、紙と鉛筆をポケットに、田畑に山にと働いてきた記録を纏めた第一歌集。 跋・小畑庸子氏


 評価きびしく買はれゆきたり牛小屋に食べ残されし飼葉がかわく

 柿明りする村里に音あらず過ぎゆく時間長きを知りぬ