短歌研究社刊 歌集・歌書


『樹氷まで』

文庫版
『塚本邦雄全歌集 第一巻』


2018.2.3刊/文庫判/240頁
定価2,376円(本体2,200円)
ISBN 978-4-86272-551-6


   敗戦後の焦土から
  日本文学と日本文化の新生を目指す
  塚本短歌の原点

初期三作『水葬物語』『装飾樂句』『日本人靈歌』に
昭和23年10月の日付のある新発見『火原翔 俳句帖』を収録


 エッセイ=藤原龍一郎「またの名は火原翔」
 解題=島内景二


『褐色のライチ』

鷲尾三枝子歌集
『褐色のライチ』

かりん叢書
2018.1.18刊/四六判/208頁
定価2,700円(本体2,500円)
ISBN 978-4-86272-571-4



晩年の母を看取り、しだいに生きにくくなっている時代のなかで
「何をどう詠えばいいのか」を問い続けた十年間の作品群に、
急逝した夫、小高賢への挽歌を加えた第三歌集。


秋くれば円谷幸吉かなしめる人がわが夫干し柿食みて
月はあまりに大きすぎれば北をさす渡りの鳥はそのなかを出ず
陽のなかをふりゆくさくらが青みおぶ明るき花とついに思わず
根こそぎに防風林伏すそのむこうつよく光るは閖上の海
話したき言葉あふれる黄昏の身体のままに引きかえしたり
かたわらにありし体温おもいつつ金曜のデモに行かんとおもう


『庭のソクラテス』

長澤洋子著
『庭のソクラテス 記憶の中の父 加藤克巳』



2018.1.8刊/四六判/160頁
定価1,728円(本体1,600円)
ISBN 978-4-86272-569-1

            子どもの目で見た、
          モダニズム歌人加藤克巳の暮らし
         1960年代の家族と郊外のものがたり    


  

Ⅰ「つくりものがたり」のころ/もんだい/母の論理・父の論理/褒め上手の「ええかっこしい」/家の記憶/庭のソクラテス/防空壕/書斎放浪/「近代」のころ/浦和田園モダン/洋服の思い出/はなれ
Ⅱ ななもさん/オーノセーフさん/「面白い!」Ⅰ「おもろい精神」編/「まんにょう」と「まんよう」/「オカタイ」人/電話番/チャスラフスカ
Ⅲ わが家の夕めし/ビールには栓抜き/「へしこ」の話/脱力系の手法/モダンの系譜/アコーディオンとオブジェ/りへいちゃん/蛍飛び
Ⅳ 大学時代のノート/手が考える/弟子にして弟子にあらず/もっと自由に、もっと奔放に   (目次より)

伝統と闘いながら現代美術思潮まで含む高度の詩精神を盛り込んで、
新しい時代の短歌を作ったモダニズム歌人加藤克巳。
長女の長澤洋子氏が1960年代の埼玉県浦和を舞台に、
軽快な筆致で 「熾」に連載されたエッセイを加筆、再構成。
写真や当時の家の 見取り図などと共に、生き生きと語られるエピソードの数々。

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『』

石井僚一歌集
『死ぬほど好きだから死なねーよ』



2017.12.27刊/四六判変形/136頁
定価1,836円(本体1,700円)
ISBN 978-4-86272-572-1

話題沸騰となった、短歌研究新人賞受賞作「父親のような雨に打たれて」収録。
自分をとことん晒し、噓のない言葉の力を探し続ける歌人の、記念碑的第一歌集!

可能なら、この歌集を読んで生き続けてほしい。幸せになってほしい。空を飛んでほしい。言葉に、歌集にそんな力はあるだろうか?(あとがきより)

父親のような雨に打たれて/ 逝く蝶/ たこ焼き機、または便器/若者のすべて/
十三月のマザー・テレサへ/ ユリイカ、溺れていたんだ。/
瞬間最大風速!!!!!!!!!!          ─目次より

装幀=セキネシンイチ制作室

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