短歌研究社刊 歌集・歌書


『塚本邦雄全歌集 第二巻』

文庫版
『塚本邦雄全歌集 第二巻』


2018.6.26刊/文庫判/312頁
定価2,484円(本体2,300円)
ISBN 978-4-86272-552-3


西欧と日本、
古典と現代を 横断撹拌し、
絢爛たる美を創造する   

『水葬物語』に先立ち、戦時下
碧川瞬の名で試みた新発見の青春歌集と
『水銀伝説』『緑色研究』『感幻樂』を収録

エッセイ=尾崎まゆみ「”玩具函をひっくりかえしたような”歌集の楽しみ方」
解題=島内景二


『かざぐるま』

田口綾子歌集
『かざぐるま』



2018.6.15刊/B6判/192頁
定価2,160円(本体2,000円)
ISBN 978-4-86272-586-8


けれど、犀利な彼女は知っている。
その風で あたためられた
世界の余熱に、
歌の言葉が
生かされていることを。
           ─────堀江敏幸

               (帯文より抜萃)

    

短歌研究新人賞受賞作「冬の火」収録。
たしかな足取りを示す第一歌集!

 
君はいま泣かねばならぬ 今すぐにレイン・コートを脱がねばならぬ
祖父の記憶は雪に近づきわたくしはピエロの顔をしたゆきだるま
頬のつめたきはずのひとりをさがしつつ蕾のおほき庭を歩めり
答へなど持たぬまま会ふ雪の日に会へば雪降ることを話して
旅先にふたりでひとつのトランクを引きゆくやうに君と暮らさむ

装幀=岡孝治+鈴木美緒

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『塚本邦雄の宇宙 Ⅰ・Ⅱ』

 菱川善夫講演集
『塚本邦雄の宇宙 Ⅰ・Ⅱ』


2018.6.3刊/四六判ソフトカバー
Ⅰ-352頁/定価3,240円(本体3,000円)
Ⅱ-380頁/定価3,456円(本体3,200円)
ISBN 978-4-86272-578-3/579-0


前衛短歌の旗手、塚本邦雄────
その没後、同時代を生きた盟友として
自ら厳選した代表歌五百首を深く、熱く、
読み解き語る  菱川善夫、畢生の仕事

…菱川が、自らの死の二週間前まで、淡々と塚本邦雄の生涯にわたる作品の解説、鑑賞、批評を継続したことに、私はある厳粛な思いを禁じることができない。菱川善夫にとって、塚本邦雄こそ、生涯のテーマであり、それはとりもなおさず、菱川善夫という評論家の基底であり、レーゾンデートルでもあったのである。その生涯のテーマ、目標に死の二週間前まで取り組むことができたことは、ある意味では、評論家冥利に尽きると言ってもいいのではなかっただろうか。 (永田和宏「解説」より )


解説=永田和宏
あとがき=菱川和子
資料  代表歌五百首

写真・装幀=間村俊一


『ハチドリの羽音』

芹澤弘子歌集
『ハチドリの羽音』


2018.6.17刊/四六判/188頁
定価3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-86272-576-9



言葉も行動範囲も枠を外し、より自由な世界をめざす。
理智的でインターナショナルな感覚を持つ著者の、
「自立宣言」ともいうべき第一歌集。
跋・松平盟子


庭隅に打ち捨てられしシンビジウム自立宣言のように花噴く
√2がある日√1となり夫亡き家は屋根無き心地
寂しさを細かくちぎり撒いて行くかえりは寂しさたどって帰る
語り合うように互いを映し出し鏡面ガラスのビル街朝来る
千年後の屋根の傾き測りおり宮大工にふる今年の桜



『日出美ちやんごめんねありがたうね』

仰木奈那子歌集
『日出美ちやんごめんねありがたうね』



2018.6.11刊/四六判/176頁
定価2,700円(本体2,500円)
ISBN 978-4-86272-584-4



一人娘を自死に亡くしてから二年半。娘の懸命に生きた姿を悲苦に耐えながらも
詠い遺すことによって、止まっていた心の時間が動き始めたという母の歌集。



子のまことの心の叫び受け止めてやらざりし悔い身を食ひ散らす
子を亡くしし親の後悔突然に津波となりて立ち上がり来る
冬の夜は厚手のピンクのバスタオル掛けて眠らする娘のお骨
雪降れば亡き子を思ふ降る雪は亡き子の涙天よりの涙
娘と共に生きし三十二年の歳月を目を閉ぢて思ふ心に思ふ
愛しても泣きても詫びても娘には届かざる両手空に差し伸ぶ


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